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活動報告
千葉聖心高等学校 訪問【学校✖️社会ダンスプロジェクト】

皆様こんにちは。認定NPO法人社交ダンス文化振興会の太田洵司です。
2025年2月26日、千葉聖心高等学校にて、3年生全員を対象とした社交ダンス授業を実施してまいりました。

今回は学校✖️社交ダンスプロジェクトとして初となる高校での授業、しかも100名以上の生徒の皆さんに、50分の授業の中で社交ダンスのショーを見学し、体験していただきました。講師はプロジェクトリーダーの太田洵司と奥原さとみです。

準備段階から、高校生の興味を引くにはどうしたらよいか?を色々考えながら作戦を練ることに。というのも今回、訪問するのは「女子校」。これまでの授業では、男女が組んで踊る楽しさ、難しさ、気遣いなどを伝えてきました。しかし女子同士、さらに高校生ならば、組む楽しさよりも「たくさん踊った〜!」という楽しさを味わってもらうことをメインテーマにしました。

体験してもらうのは、そう。女子が同じステップをシンクロして踊る「ラテンダブルス」です。※当NPO法人が火付け役となった、余りがちな女子同士でも踊れる新しいダンススタイル。

さらに選曲も工夫して、今流行りのJ-POPでチャチャチャを体験してもらうことに。さらにそのプロモーションビデオで踊っている振付を盛り込むなど、今の女子高校生が前のめりになることを願って、プリティなステップ構成にしました。

さぁ、授業当日です。体育館には、次週に迫る卒業式の練習を終えた3年生が、真ん中を空けて半円状に座っています。先生に少し説明をしていただいた後、いきなりそのJ-POP曲を流してリフトしながらドレス姿で登場!「キャー!!」と想像以上の良い反応が!そのままフロアーでチャチャチャデモを踊り、最後に礼をすると沢山の拍手をしてくれました!

自己紹介をして、ダンス種目の紹介がてらサンバとジャイブを軽く踊った後、「今のダンス、実はステップを決めずに即興で踊っていました」と説明すると皆さん驚いた様子でした。そして、踊るとは思っていない制服姿のみんなに、いよいよ伝えます。
「最初に踊ったチャチャチャのステップを、今日は皆さんにも踊っていただきます!」

え〜難しそう〜やりたくない〜というネガティブな反応が来るかと内心ドキドキしていましたが、すぐにマネして踊っちゃう子もいるくらい、みんな前向きな反応!そう、今はTikTokでみんな普段から踊っている時代なのです。踊ることに全然抵抗がありません。今の大人が高校生だった時代とは大違いです。認識を改めないといけないと痛感…。

舞台の上に立ち、みんなと同じ方向を向いて、一つ一つのステップを丁寧に説明していくと、体験時間を30分間用意していたのに、たった10分で予定のステップを覚えちゃいました。思った以上に覚えるのが早い。その後、何度も曲で踊って、凄く楽しんでくれたようでした。こちらが楽しく盛り上がって踊れば、そのままみんなも楽しく盛り上がって踊ってくれたことが、一番嬉しかったですね。

みなさん振付を覚えるのが早い!!

ラストには流行のJ-POPでルンバデモを踊り、授業は終了。1週間後には卒業式を終えて、4月からは大学生になる子もいます。すぐにダンス部の見学に行ってくれたらなぁ…なんて淡い期待も実はしています。

社交ダンスには「組むこと」以外にもたくさんの魅力があります。現代一番人気のヒップホップダンスやTikTokと同じように「気軽に1人でもカッコよく踊れるんだ!」という感想を持ってもらうこともまた、社交ダンスの敷居を下げて普及へとつながるのではないでしょうか。

学校×社交ダンスプロジェクトでは、今後もいろいろな学校を訪問して参ります!各小、中、高等学校様から社交ダンス授業実施のご要望がございましたら、当認定NPO法人社交ダンス文化振興会まで是非お問い合わせください。また、ご興味を持ってくださった皆様からの応援、何卒宜しくお願い致します。

校長先生と

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npodance.ota@gmail.com